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ご報告

2017.07.03 (Mon)

はがき随筆5月度月間賞を頂きました!バンザイ!!
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10:47  |  未分類

ネギの匂い

2017.05.29 (Mon)

 それはスーパーを出てすぐの信号待ちでふと感じた。買ったネギ苗の匂いが風に乗り、私の鼻から全身に通り抜けた気がしてよみがえってきたのだ。30代半ば、風邪をこじらせ肺炎になり即入院となった。病院は実家の近くで安心していると案の定、母が駆けつけてくれた。だが畑から直行の仕事着姿。麦わら帽子にもんぺでオロオロと私をのぞき見る。若い私は恥ずかしくて、深く毛布をかぶったら「大丈夫ね」と強くめくる母。泥の残った母の手はネギの匂いがした。「母さん、ごめん」。今なら分かる母心。母が逝き、ねぎを切る度にわびている。

(2017年5月15日 毎日新聞 はがき随筆より)
12:56  |  毎日新聞掲載

父と桜花

2017.05.01 (Mon)

「待ちわびる」という言葉が桜ほど似合う花はないだろう。それなのにパッと咲いてパッと散る。潔さの美も人々を魅了する。亡き父は、桜は農事農耕の神が宿る木だと大切にしていた。つぼみが膨らむと田をすき、満開の頃は油菜刈り、散れば高菜の収穫期だ。村人は神への豊穣と感謝の心を込めて花咲く下、献杯の会を催した。今の花見の起源だと言った。先人からの桜文化を語る父の目は、現代人の花見マナーの悪さを映すテレビニュースを見据えていた。今年も庭の桜花が舞う。遠く春耕のトラクターの音を聞きながら手を広げ、父の息吹を感じよう。

(2017.4/3 はがき随筆より)
09:53  |  毎日新聞掲載

夫の寝た後は

2017.03.30 (Thu)

最近の夫は就寝が9時過ぎと早い。生活習慣の時差を感じつつも小さな楽しみを見つけた。特に寒い夜は、洗面所の棚の小箱から別府・箱根・草津・登別・・・とその日の気分で入浴剤を取り出す。サーッと振り込んで大きく混ぜる。ゆらゆらと温泉の香りのブイヨンスープのような中に体をいっぱいに伸ばす。猫がニャーンと呼ぶが今夜は知らんぷり。体も心も柔らかく、ほっこりする一人で温泉ごっこだ。湯上がりに夫を確かめると軽い寝息を立てている。「生きてる。良かった」。明日は、おおらかに過ごせそうだ。夫の寝た後は、私の世界が広がる。

(2017.2/14 はがき随筆より)
10:20  |  未分類

清涼旬野菜

2016.08.01 (Mon)

蒸し暑い九州の夏は、近年更に熱気を増しています。
そんな中、食欲減退の夏バテを防ぎ、暑気払いをしてくれるのが香辛野菜です。
生姜、みょうが、青じそ、穂じそ、等───。
夏野菜の胡瓜や茄子の和えものにぴりっときかせたり、煮魚や肉のソテーに加えて旨味を引き出したりすると、食欲を増進させます。冷たくても、温かい料理でも、仕上げに加えましょう。
人の体の五感、嗅覚を刺激させて食事をするのも心がやすらぎます。
昔ながらの夏の清涼旬野菜、たっぷり頂いて、元気に清々しく乗り切りましょう。
14:29  |  未分類
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